黄金のマイホーム日記

伝説のマイホーム購入までの歴史を後世に残すべく記録した伝記

太陽光パネルってどうなのよ

すっかりブログの更新をしていませんでしたが、少しずつ家の図面は進んでいます。
そんな最中、太陽光パネルの搭載について知識が増えていくのと同時に、この必要性については非常に懐疑的になってきました。


一条工務店といえば、全館床暖房に加えて大容量の太陽光パネルが代名詞的な「売り」だと思います。


HPでは上記のように大容量パネルを全面に押し出してプロモーションしています。
しかし、発電した電気を電力会社に販売する際の「売電単価」は2016年現在、過去最低に大幅下落しています。
少し調べてみれば分かりますが、もはや太陽光発電で「儲けれる」のは過去の話。昨年までに搭載している人なら、パネル搭載費用は7年程度で元が取れるかもしれませんが、今から搭載する人が元をとるには15~16年くらいかかります。(もちろん日照量の地域差はありますが、私の住む地域のシミュレーションです。)


さらに一条では明確な金額を示しませんが、パワーコンディショナは10~15年程度で基盤交換が必要になるでしょうから、ランニングコストも考慮すれば必要性には更に疑問が湧きます。


そこで私としては次のように考えるようになりました。
①せっかく一条で建てるのに、太陽光パネル無しというのはちょっと寂しい。
②大容量は不要。4~5kW程度で十分。


しかしながら、私の間取りから作成できる屋根形状の制約上、4~5kWの太陽光パネル一体型の屋根の搭載は不可能だったのです。
結論として、どうしても16kWの搭載面積になってしまい、搭載容量を減らすためには「ダミーパネル」をオプションで購入するしかないのでした。
10kW程度まで減らそうとすると、太陽光パネルとは別に、ダミーパネルオプション料が25万円ほどかかります。
はっきり言って、ダミーパネル費用は無駄な支出です。私は本当にムカつきました。
結局のところ、屋根形状の標準仕様パターンが少なすぎて、強引に大容量の高額な太陽光パネルを売りつける価格設定スキームになっています。


自分で任意の容量を選択できない仕組みにイラつきながら、間取りの変更や太陽光パネル容量、ダミーパネルと組み合わせた費用、20年間での費用効果を何パターンも自宅でシミュレーションしましたが、だんだんどうでもいいや・・・もう太陽光なんて載せないでいいんじゃないかと思い始めました。ですが最終的には、奥さんとも話して「将来的に蓄電池が普及した時に、有用な使い道ができるのではないか」という先行投資と割り切ろうと考えました。


そんなわけで、10.25kWとギリギリ20年間の売電保証期間は確保できる容量とし、追加でダミーパネル25万円を支払う選択をしたのでした。また、今後の電気購入単価を予想すると、「余剰売り」方式で良いと考えています。原発再稼働は世論が許さなそうですしね。


もしも2016年からでも、まだ一条の太陽光パネルは大容量を載せた方がメリットが大きいと断言できる方がいらっしゃれば、ぜひその理由をお聞かせ頂けると有り難いです。

×

非ログインユーザーとして返信する